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安倍首相、施政方針演説で中国との関係強化を強調

2019年 1月 28日18:47 提供:中国国際放送局

日本の安倍晋三首相は28日、衆参両院本会議で行った施政方針演説の中で、中国との関係を新たな段階に引き上げていきたいとの意欲を示しました。

安倍首相は、現在の日本と中国の関係について「すでに正常な軌道に戻っている」とし、「両国指導者の密接な往来を保ち、各分野における交流を深めていきたい」と、両国関係の新たな段階へのグレードアップを促していく姿勢を示しました。

また、ロシアとの関係については、「領土問題および平和条約の交渉を推し進めていく」と述べました。さらに、朝鮮問題については「米国や韓国などの国際社会と密接な協力を保っていく」とした上で、朝鮮の指導者との直接会談が実現することへの期待を強調しました。

このほか、日米同盟については、「日本の外交と安全保障の中心ではあるが、中核となる安全保障政策は、日本自身の努力に頼るしかない」と指摘し、「今後、新しい防衛大綱の下で、サイバーや宇宙といった領域における防衛力の構築に力を入れていく必要がある」と強調しました。(朱謙)