フランスを訪問している中国の王毅国務委員兼外交部長は現地時間23日、大統領官邸であるパリのエリゼ宮殿で、マクロン大統領と会談しました。

マクロン大統領は会談で、「フランスは中国との関係を重視している。両国の国交樹立55周年を契機に、ハイレベルな往来を密にし、貿易や投資、原子力発電、航空などの分野で協力を深め、文化や教育、若者の交流を増進していきたい。また中国企業のフランス進出を歓迎する。国際事務で中国と意思疎通や連携を強化し、多国間主義を維持していきたい」と述べました。

これに対して王外交部長は、「フランスとハイレベルな往来を密にし、原子力発電やイノベーションなど、また『一帯一路』の枠組み内での協力を強化し、国連を中心とした今の国際体系を擁護していきたい。フランスを含めた外国企業の中国進出へ環境作りをしていきたい」と述べました。（藍、森）