スイスのウエリ・マウラー連邦大統領の招きに応じ、王岐山国家副主席は現地時間21日から22日にかけ、同国を訪問しています。

王副主席はマウラー連邦大統領との会談で、「スイスは最も早く新中国と国交を樹立した西側諸国の一つで、数多くの分野で協力関係の先頭を走っており、中欧関係の推進においてモデル的存在となっている。中国スイス間のFTAは双方の協力の成功例であり、中国は今後も同協定のアップグレードについて検討を加速し、両国の経済貿易協力に新たな原動力を注いでいきたい」と述べました。

これに対し、マウラー連邦大統領は、「スイスは中国の歴史・文化や理念・制度を尊重し、『一つの中国』原則を堅持していく。『一帯一路』構想は各国のクロスボーダー貿易と投資の促進に有利なものであり、中国で開催される第2回『一帯一路』国際協力サミット・フォーラムに出席することを楽しみにしている。スイスは今後も中国とのFTAのアップグレードに関する検討を加速させ、貿易・金融・技術・医療製薬・デジタル経済・人材・文化・教育・観光などの分野での協力を強化し、より多くの互恵共栄関係を実現していきたい」と述べました。（ミン・イヒョウむ）