カナダのトルドー首相がこのほど、「マイケル・コブリグ氏を拘束することは外交特権への尊重を欠く」と述べたことに対して、外交部の華春瑩報道官は14日の定例記者会見で、「どの角度から見ても、マイケル・コブリグ氏は『外交関係に関するウィーン条約』に規定される外交特権を有していない」としました。

華報道官は、「マイケル・コブリグ氏は外交官ではない。今回、氏は一般パスポートとビジネスビザを持って中国入りした。氏は中国の国家安全を害する活動を行った由で国家安全機関に法に基づき強制措置を取られたものであり、『外交関係に関するウィーン条約』や国際法に基づく免責特権は適用されない」と強調しました。

また、「中国の関係部門は法に基づいて事件を調査処理している。『随意かつ不公平に』カナダ人を拘束したという非難は全く根拠のないものだ。」と指摘しました。（玉華、む）