シンガポールを訪問中の李克強総理は現地時間14日午後、ニュージーランドのアーデーン首相と会談しました。

李総理は「中国企業によるニュージーランドでの投資を支持している。ニュージーランド側が公平かつ透明性のある商環境を提供するよう望む」と中国政府の姿勢を示しました。その上で、「ニュージーランドの企業が中国で投資し、知的財産権保護を踏まえた技術協力に力を入れることを歓迎する。また、教育や観光などでの交流もより拡大していくことを望んでいる」と強調しました。

李総理はさらに、「現在の国際政治と経済を背景に、中国は各側と共に『東アジア地域包括的経済連携（RCEP）』の早期締結に働きかけ、実際に行動することで多国間主義と自由貿易を促していきたい」と示しました。

アーデーン首相は「ニュージーランドは中国との関係を非常に重視している。両国の協力は豊かな成果を収め、多くの『ナンバーワン』を創出した。これは双方に幸福をもたらしたとともに、域内の繁栄をも促した。現在の状況下で、ニュージーランドは積極的な対中国政策を継続していく。『一帯一路』の協力を展開し、乳製品や木製品などの貿易協力に力を入れていく。また、農業を含めた分野での技術と経験を共有して、互恵共栄を図っていきたい」と強調しました。（朱謙）