中国とシンガポールは12日、「自由貿易協定昇格議定書」に調印しました。これについて、外交部の華春瑩報道官は13日の定例記者会見で、「同議定書の調印は中国・シンガポールの二国間経済貿易協力のポテンシャルを引き出し、規模の異なる国同士の平等な互恵協力のモデルを形作っていくと同時に、中国・シンガポールが実際の行動で自由貿易と経済のグローバリゼーションを断固擁護していく積極的態度と決心を表したものだ」としました。

華報道官は、今回の調印は、「中国と東南アジア諸国連合（ASEAN）との戦略的パートナー関係の推進にも資するもの」とし、「中国はシンガポールを含めた世界各国と共に、引き続き世界貿易機関（WTO）を中心とする多国間貿易体制を守り、貿易と投資の自由化、円滑化を促し、開かれた世界経済の構築に努めていく」と強調しました。（Yan、む）