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安保理議長国の中国、多国間主義に関する一般討論会を開催

2018年 11月 11日12:42 提供:中国国際放送局

今月の国連安保理議長国は中国が務めています。国連駐在の馬朝旭中国大使は9日、「国際平和と安全を維持し、多国間主義と国連の役割の強化を」というテーマで一般討論会を開きました。その中で、グテーレス国連事務総長、第73回国連総会議長代理のアリヤ・アフメド・ザイフ・アル・ターニ氏、経済社会理事会(ECOSOC)のインガ・ロンダ・キング議長、国際司法裁判所のアブドゥルカウィ・アハメド・ユスフ判事らが安保理理事国と共に、多国間主義の支持、国連の役割強化、国際平和と国際安全の維持を強く呼びかけました。

グテーレス事務総長は「第二次世界大戦後、多国間主義は経済と社会の発展を促進し、第三次世界大戦の勃発を回避するといった面で、重要な役割を果たした。近年、多国間主義は持続可能な開発のための2030アジェンダ、気候変動対応に関する『パリ協定』を達成するといった面で素晴らしい業績を収めた。しかし、多国間外交は大きな圧力に直面している。国際情勢の不確定性が上昇する一方で、各国同士の相互信頼が低下し、世界的な課題が日増しに広がり、各国の協力への意欲とレベルも低くなっている。各国が互いに尊重し合い、相互信頼と互恵協力を強化し、協力の軌道に戻るよう促していくべきだ。また、多国間システムを再興させ、ルールに基づく秩序を維持し、『国連憲章』が真に役割を発揮できるようにしていかなければならない」と強調しました。

また、アル・ターニ国連総会議長代理は、エスピノサ・ガルセス議長の言葉を代読した上で、「多国間主義は今回の国連総会の活動の重点だ」と示しました。

馬大使は、「新時代に多国間主義を発揚するには、『国連憲章』の主旨と原則を守った上で、協力共栄や、対話による齟齬の解消、大国と小国の間の平等性を堅持し、多国間主義に関する約束を実行に移して、各国国民に利益をもたらさなければならない」と指摘しました。(玉華、謙)