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第2回中米外交・安全保障対話、ワシントンで開催

2018年 11月 10日14:58 提供:中国国際放送局

中国共産党中央政治局委員を務める楊潔チ中央外事活動委員会弁公室主任は、ワシントンで現地時間9日、米国のポンペオ国務長官やマティス国防長官と共に、第2回中米外交・安全保障対話を主宰しました。中国の魏鳳和国務委員兼国防部長がこの対話に参加しました。

会議で双方は、G20アルゼンチンサミット期間中に予定されている習近平主席とトランプ大統領との会談に関する準備作業について討議しました。このほか、中米関係および共に関心を寄せる重要な国際問題と地域問題について意思疎通を行いました。

対話後、楊主任は、魏鳳和国防部長と、米国のポンペオ国務長官およびマティス国防長官との共同記者会見を行いました。

楊主任は「習近平主席とトランプ大統領のG20アルゼンチンサミット期間中における会談の実施には重要な意義がある。この会談が積極的な成果を得られるよう確保するため、双方は意思疎通を強化し、密接な協力を保ち、万全を尽くすべきだ」との見方を示しました。

また、「両国の経済貿易関係の本質は互恵共栄だ。いま経済貿易分野で抱えている問題は、両国の経済構造、産業の分業体制、発展の段階などが異なっていることに由来するもので、対話や協商を通じた適切な解決が求められている」とした上で、「双方の作業チームは、このほど両元首が行った電話会談の精神に基づいて、平等と信頼を前提に、意志疎通に力を入れて、双方が受け入れられる解決案の達成を促す必要がある」と強調しました。

一方で、魏国防部長は「軍事関係は、両国関係における重要な要素だ。世界の平和と安全維持の面において共通する利益が多い、責任重大な分野である。両国軍の平和的な交流と協力は、両国にとっても、世界にとっても幸福なことだ。しかし、衝突や対抗の関係になれば、両国にとっても、世界にとっても、災いとなる」と述べました。

さらに「中国軍は米側と共に、互いに相手国の核心的利益と重要な問題を尊重するとともに、意思疎通に力をいれ、相互信頼を強め、見解の相違をコントロールし、協力を推し進めていきたい」と両軍関係の安定化に尽力する意志を示しました。(朱謙)