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中豪関係は方向を調整し再出発すべき=外交部

2018年 11月 9日19:40 提供:中国国際放送局

外交部の華春瑩報道官は9日の記者会見で、「中国とオーストラリアの関係は、向かう先を調整して再出発する必要がある」と指摘しました。

華報道官はまた、「中国とオーストラリア、および太平洋の島嶼国は、アジア太平洋地域の大家族の一員だ。中国とオーストラリアは互いの長所で短所を補い合うことで、太平洋の島嶼国の発展と繁栄にそれぞれ貢献できるだろう」と述べました。

報道によりますと、オーストラリアのモリソン首相は8日、太平洋にある島嶼国のインフラ整備に20億オーストラリアドルを拠出すると発表しています。これについて、一部のアナリストは、「オーストラリアには、この地域における中国の影響力を相殺しようという狙いがある」との見方を示しました。

同日、北京では中国とオーストラリアの外相による外交・戦略対話が開かれました。

記者からの、太平洋の島嶼国における中国とオーストラリアの関係についての質問に対して、華報道官は「中国と太平洋の島嶼国の協力は南南協力である。オーストラリアは中国同様、太平洋の島嶼国のさらなる発展を望んでいるはずだ」と述べました。

また、今回の外交・戦略対話の中でオーストラリアのマリズ・ペイン外相が「中国が開放と発展の中で、世界と地域に貢献することを歓迎する。中国の繁栄はこの世界にとって積極的な要素で、中国の影響力が増すのは自然なことだ」と発言したことを取り上げ、「オーストラリア政府は両国の全面的な戦略パートナーシップの強化に取り組み、対話と協力を一層強化させたいと表明した。この対話の中で、王毅国務委員が、オーストラリアが中国との関係発展に対する積極的な意欲を実際の行動に移すよう期待しているとも表明した」と示しました。(任春生、謙)