国務院の李克強総理は8日午後、北京の人民大会堂で、キューバの元首であるミゲル・ディアスカネル・ベルムデス国家評議会議長兼閣僚評議会議長と会談しました。

李総理はその中で「中国とキューバは、互いの核心的利益に関する事がらにおいて支持し合い、それぞれの国が国情にふさわしい道を歩むことを支持し合っている」として、「中国は終始、開放の姿勢でウィンウィンの原則を堅持し、両国各分野の協力を推進していく。特に新エネルギー、情報通信、バイオ医薬品などの重点分野での協力強化を願うとともに、中国企業のキューバへの投資を支持する」と述べました。その上で、キューバ製品の輸入を拡大し、知的財産権分野における協力を推進していきたいとしました。

一方のディアスカネル議長は「今回の訪問が、中国とキューバの友好関係をさらに強固にし、継承していくための一歩となるよう期待している。ハイレベルの往来の緊密化と各分野の実務協力の強化を進め、『一帯一路』イニシアティブの共同構築に積極的に参加し、交流し、互いに向き合って、共同繁栄を促していきたい」と示しました。（ヒガシ、謙）