習近平国家主席は8日、北京で、キューバのミゲル・ディアスカネル国家評議会議長兼閣僚評議会議長と会談したほか、多くの分野に関する議定書の調印式に臨みました。

今回の訪問はディアスカネル氏が今年4月、キューバの国家評議会議長兼閣僚評議会議長に当選後初の中国への公式訪問となります。8日午後、習主席は北京の人民大会堂で盛大な歓迎式を行いました。

席上、習主席は「中国とキューバは共に社会主義国家であり、よき友人、よき同志、よき兄弟でもある。双方の友情は時間や激しく変化する国際情勢の試練を経てきたものだ」と語った後、「両国は今後、政治的に相互信頼をさらに深め、互いに支持しあい、経済的に互恵協力とウィンウィンの関係を構築し、互いに助け合うべきだ。また、国政運営面では、交流を強化し、互いに学び合うべきである」と強調しました。

これに対して、ディアスカネル国家評議会議長は「キューバ国民は終始中国人民に友好的な感情を抱いている。キューバの正義を追求する事業への中国からの得難い支援に対し、心から感謝する。去年、カストロ国家評議会議長の逝去の際、習主席がわざわざ駐中国キューバ大使館を訪れ、お悔やみの言葉を捧げたことについて、キューバ国民は非常に感動している。また、キューバは中国が収めた大きな発展の成果に敬服している。キューバ共産党は中国共産党第19回全国代表大会で提起された発展理念に賛同し、さらにそれを参考にして、キューバ国内の経済と社会の発展モデルの更新や社会主義建設事業に応用していきたい」と述べました。（非、む）