習近平国家主席は5日、上海での第1回中国国際輸入博覧会開幕式に出席し、基調演説を行いました。

この演説について各国の参加者からは、「開放協力の推進や、各国との共同発展を守るという、中国の積極的なメッセージを発信した」、「世界により多くの発展のチャンスをもたらした」、「グローバル経済の未来に向けて、国際社会の自信につながる演説であった」などの声があがっています。

欧州委員会のパオラ・テストーリコッジ保健・食品安全総局長官は記者のインタビューの中で、習主席が提唱した「イノベーション・包括的・開放型の世界経済を共に建設する」という内容に賛同を示した上で、「演説が発信したメッセージに励まされた。中国は保護貿易主義に反対し、自由貿易と多国間貿易体制の維持を支持している。これらの問題において、欧州連合（EU）の立場は中国と一致している」と述べました。

また、英国のリアム・フォックス国際貿易相は、習主席の「開放協力を推進し、共同発展を実現する」という提唱に歓迎の意を表し、「習主席は演説の中で、輸入製品や外資に対するさらなる市場開放措置を総合的に紹介した。イギリスはこれを歓迎し、両国が迎えている『黄金時代』の中で、貿易協力と投資協力を強化していきたい」との意向を示しました。

さらに、オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資大臣は、基調演説の中の「電気通信や教育、医療、文化などの分野の開放を拡大、加速させていく」という内容に特に注目しているとして、オーストラリアの企業にとって大きなビジネスチャンスであると示しました。（藍、謙）