王毅国務委員兼外交部長は30日、首都スバでフィジーのコンロテ大統領とバイニマラマ首相兼外相と会談しました。

席上、コンロテ大統領は、フィジーは中国との戦略パートナー関係を高く重視し、「一つの中国」政策を守り、両国の互恵協力をさらに強化していきたいとする姿勢を示しました。

これに対して、王外交部長は「中国はフィジーの太平洋諸島における影響力を重視している。フィジーに対する支援と支持はいかなる政治条件を付け加えず、いかなる私利を図らず、第三者目当てのものではない」と述べました。

また、バイニマラマ首相兼外相は、両国の互恵協力が勢いよく発展し、フィジーの経済社会に発展のチャンスをもたらしたとして、両国の友好協力が絶えず強化されることを願い、「一帯一路」協力の共同構築に支持し、積極的にそれに参与するとの意向を表しました。

これに対して、王外交部長は「中国は『一帯一路』イニシアティブがフィジーの『20年国家発展計画』とさらにリンクして、全方位かつ実務的な協力を強化することを願っている。両国はできるだけ早く自由貿易協定を調印し、実際の行動を通して多角主義を維持していきたい」と示しました。（ヒガシ、星）