李克強総理は8日午後、河北省の北戴河で、中国を公式訪問している国連総会のエスピノサ議長と会談しました。

李総理は、「国連が発足して70年以上が経ち、世界の平和はおおむね維持されており、10億人以上が貧困を脱却した上、成長や繁栄を遂げた国が増え続けている。これはグローバル化や多角化のプロセス、そして各国が多国間主義を維持し問題に連携対応していることと密接にかかわりがある」と強調しました。

これに対してエスピノサ議長は、「国連は、中国そして世界各国と共に、ルールに基づく国際秩序を維持していきたい。国際法や世界貿易機関（WTO）の枠組みにおける自由貿易や、包摂的ですべての人に利益をもたらす経済のグローバル化を進めたい」と述べ、世界の平和や安定、繁栄をともに進めていく意欲を示しました。（朱森）