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習主席、EU首脳と会談

2018年 7月 16日23:08 提供:中国国際放送局

習近平国家主席は16日、釣魚台国賓館で、第20回中国・EU首脳会合に参加するため中国を訪れている、欧州理事会のトゥスク議長、欧州委員会のユンケル委員長と会談しました。

習主席は会談で、中国は相互尊重、公平正義、協力ウィンウィンをベースに、欧州連合(EU)との全面的な戦略パートナー関係の更なる発展を進め、双方の経済や社会の発展と福祉の増進に向けてEUとともに取り組んでいきたいとの考えを示しました。

習主席はまた、「双方は関係発展の正しい方向性をしっかりと維持し、平和、成長、改革、文明という4分野における関係構築を推進していくべきだ。また、政治的対話を初めとする、各分野における対話や協力を積極的に推進し、共に国際問題や地域の問題の政治的解決に取り組み、多国間主義、とりわけ国連の地位と役割への擁護と支持を貫くべきだ。そして、双方の経済や貿易協力における潜在力を掘り起こし、『一帯一路』の枠組みにおける協力の内容を充実させていく。また、双方の文明的対話の新たな分野やモデルを模索し、文化の面で交流や協力を拡大していく。さらに、相互理解を深め、互いの革新的利益や重要な関心事を尊重し合い、相互信頼の基礎を確固たるものしていく」と強調しました。

習主席はさらに、「中国とEUは世界最大級の経済体として、世界の多極化や経済のグローバル化という時代の流れに順応し、戦略的意思疎通や協力を強化し、共に多国間主義と自由貿易体系を守り、開放型の世界経済の構築と、貿易と投資の自由化や利便化、グローバルガバナンスの整備に取り組み、人類の平和と発展を推進していかなければならない」と指摘しました。

一方、トゥスク議長とユンケル委員長は、EUと中国の全面的な戦略パートナー関係を「重要な意義がある」とし、中国による欧州統合プロセスへの支持に感謝の意を表しました。その上で「中国と各分野における協力を拡大し、国際問題における意思疎通や協調を密にしたい」と示しました。さらに、「EUと中国はいずれも多国間主義の維持に努めており、相互尊重の原則に従って国と国との関係を取り扱い、多国間協議を通して貿易体系を改善していくと主張している」と述べました。(洋、森)