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第20回中国・EU首脳会議が開催

2018年 7月 16日20:22 提供:中国国際放送局

16日午前、北京で、李克強総理と欧州理事会のトゥスク議長、欧州委員会のユンケル委員長による第20回中国・EU首脳会議が開催されました。ルールを基盤とした国際秩序の維持に努め、多国間主義を擁護し、自由貿易を支持する責任を担うとのことで双方が一致しました。また、世界貿易機関(WTO)の改革について話し合う作業グループを設けるとのことです。そして、相互投資協定に向けた価格リストを交換し、投資協定の交渉を最優先とすることで合意しました。

李総理は会議で、「中国とEUは世界的に安定した力で、主要経済体であり、戦略的意思疎通や協力をするのは非常に重要だ。多国間主義と自由貿易を守るためにともに声を上げることは、世界に前向きな影響を与える」と述べました。

双方は、国連憲章や国際法を維持し、外交や安全政策の対話を強化し、貿易や投資の自由化と利便化を促進し、保護貿易主義や一国主義に反対することで合意しました。李総理は、「今回の首脳会議で、双方は投資協定交渉の価格リストを交換することで合意した。これにより、中国とEUの投資協定交渉が実質的な交渉の段階に入った。双方の共通目標は、この段階でできるだけ早く合意に達することだ」と述べました。

一方、トゥスク議長とユンケル委員長は、「EUは、中国が世界の重要な力となることを歓迎する。今日の世界で、EUと中国の関係はさらに重要になる一方、潜在力も大きい。双方はともに責任を担い、保護貿易主義や一国主義に反対し、公認の国際ルールを守り、歴史的経験や教訓をくみ取り、衝突や混乱を避けるべきだ」と示しました。

会議の後、李総理とトゥスク議長、ユンケル委員長は、投資や環境保護、循環型経済などに関する協力文書の調印式に出席しました。また、「第20回中国・EU首脳会議共同声明」、「気候変動とクリーンエネルギーに関する中国・EU共同声明」を発表することで合意しました。(玉華、森)