王毅国務委員兼外交部長は8日北京で、中国・アラブ諸国協力フォーラム第８回閣僚級会議に出席するために北京を訪れているアラブ連盟のアブルゲイト事務総長と会談し、エジプトのシュクリ外相と共に中国・エジプト外交部戦略対話を行いました。

アブルゲイト事務総長との会談で、王外交部長は「中国とアラブ諸国は、戦略的な協力を深化させながら、互いの核心的利益に及ぶ問題において、断固として互いに支持し、地域や世界の平和と安定に相応しい役割を果たすべきだ」と述べました。さらに、「『一帯一路』の共同建設によって、長期的で安定した協力パートナー関係を結び、中国の高度成長による発展のチャンスを分かち合い、アラブ諸国経済の多元化や工業化の進展を促していきたい」と述べました。

これに対し、アブルゲイト事務総長は中国と「一帯一路」の共同建設に関する協力拡大に期待を寄せ、今回の閣僚級会議が積極的な成果を収めるためにもアラブ連盟は中国側と共に努力するとの考えを示しました。

中国・エジプト外交部戦略対話で、王外交部長は「新しい情勢の下、双方はハイレベルの交流を保ちつつ、両国首脳は二カ国関係におけるリーダーシップを果たすべきだ。中国はエジプト側との戦略的マッチングを望んでおり、エジプト側が『一帯一路』へ参加することを歓迎する。生産能力や経済貿易、人的・文化、安全など、諸分野にわたる協力を拡大し、国際事務や地域事務での意思疎通や協力を増やし、発展途上国の共通の利益を共に守っていく」と呼びかけました。

これに対し、シュクリ外相は、中国が長い間、中東地域の平和と安定促進、アフリカの発展に払ってきた努力に賞賛の意を表し、「一帯一路」建設や中国・アラブ諸国協力フォーラム、中国・アフリカ協力フォーラムの枠組み内で協力を進めていく意向を伝えました。（Lin、星）