国務委員である王毅外交部長（外相に相当）は22日北京で、中国とヴィシェグラード4カ国（V4）の第1回政治協議に出席する4カ国の外務次官と会見しました。

V4とは、ポーランド、チェコ、ハンガリー及びスロバキアの4カ国からなる地域協力機構です。

王部長は協議の席上、「 ヴィシェグラード4カ国は習近平国家主席によって提起された『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）』構想を支持し、さらに積極的に参与している」として、4カ国が中国側と共に協力ウィンウィン、共同発展といった関係構築に取り組む姿勢を評価しました。

王部長はV4の発展と双方の協力について、次の3点の提案を行いました。

一、V4が欧州一体化プロセスの推進に貢献すること

二、V4が中国とヨーロッパの関係発展において、建設的な役割を果たすこと

三、V4が「16＋1（東ヨーロッパ16カ国と中国）」の協力を引き続きリードしていくこと

4カ国の外務次官は、「V4は中国との関係発展を非常に重視している。4カ国それぞれが中国との関係を踏まえて対中交流を一層展開し、『一帯一路』と『16＋1』の枠組み内で互恵協力を深め、ヨーロッパと中国の関係発展に向けて積極的な役割を果たしていきたい」と述べました。

（洋、星）