11日、インドのラム・ナト・コビンド大統領が、ニューデリーの大統領府で、中国、ロシアとの３カ国外相会合に出席するために現地を訪れている王毅外相と会見しました。

コビンド大統領は「インドと中国は大切な隣国であり、両国間の提携は互いの利益に合致し、また地域と世界の平和や安定、発展にプラスになる。双方の努力により、両国はここ数年ハイレベルな交流を続け、経済関係が深まっている。今後も中国とともに、理解や信頼を増して、各分野で協力を進めて、両国の戦略的パートナー関係が絶えず進展していくようにしたい」と述べました。

これに対して王外相は、「中国とインドはともに文明国で新興大国である。また、ともに発展や民族復興のカギとなる時期を迎えている。さらに、多国間主義を堅持し、国際関係の民主化に努めている。両国は広範囲にわたる共通した利益があり、協力の可能性も秘めている。互いに理解し支持しあって、不信感を解消し、共に発展し繁栄させていくべきである」と語りました。（非、森）