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第19回党大会報告の新しい思想、新しい論断、新しい提起の仕方、新しい措置

2017年 10月 19日14:27 提供:新華社 編集者:範易成

 中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)は10月18日、全面的な「小康社会(ややゆとりのある社会)」建設の決勝段階、中国の特色ある社会主義が新時代に入る鍵となる時期に、北京市で盛大に開幕した。   

 報告のうちの一連の新しい思想、新しい論断、新しい提起の仕方、新しい措置が広く注目を集め、強い反響を引き起こしている。 

 新たな歴史的位置づけ:中国の特色ある社会主義は新時代に入った   

 報告は中国発展の新たな歴史的位置づけとして、中国の特色ある社会主義は新時代に入ったとした。これは、重大な判断である。 

 新時代に入ったことは、党と国家事業発展の大局的視野、改革開放から約40年間の歴史、中国共産党第18回全国代表大会(第18回党大会)以降の5年間に実現した歴史的成果と歴史的変革の位置づけから行った科学的判断である。   

 この新時代は、過去を引き継いで未来を切り開き、先人の跡を継いで将来の道を開く新たな歴史的条件の下で、中国の特色ある社会主義の偉大な勝利を持続的に収める時代である。第18回党大会以降の新しい実践と新しい成果に立脚し、今世紀中頃までの奮闘目標を設定した。   

 新しい理論革新の成果:新時代の中国の特色ある社会主義思想  

 第19回党大会報告は重大な理論革新の成果を提出し、新時代の中国の特色ある社会主義思想は、マルクス·レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、「三つの代表」の重要思想、科学的発展観に対する継承と発展であり、マルクス主義を中国化した最新の成果であると指摘した。  

 新時代の中国の特色ある社会主義思想は、第18回党大会以降の習近平同志の国政運営の新しい理念、新しい思想、新しい戦略の高度な概要であり、党と人民の実践経験と集団の知恵の結晶である。報告は、新時代の中国の特色ある社会主義思想の「8つの明確」と「14条の堅持」からなる新時代の中国の特色ある社会主義の堅持·発展基本方針を提出し、両者は互いに統一され、共に新時代の中国の特色ある社会主義思想の枠組みを構成する。  

 社会の主要な矛盾に歴史的な新しい変化:「日増しに強まる人民の良い暮らしに対するニーズと、アンバランスで不十分な発展との間の矛盾」に変化  

 これまで長い時間に渡り、中国社会の主要な矛盾に関する論述はいずれも「日増しに強まる人民の物質·文化に対するニーズと、立ち遅れている社会的生産力との間の矛盾」と述べられてきた。第19回党大会報告は、中国社会の主な矛盾がすでに「日増しに強まる人民の良い暮らしに対するニーズと、アンバランスで不十分な発展との間の矛盾」へと変化したとした。  

 現在、人民の良い暮らしに対するニーズはすでに、物質·文化生活に対するより高い要求だけでなく、民主·法治·公平·正義·安全·環境などの面での要求も日増しに強まっている。中国の社会的生産力水準は全体として顕著に向上しているが、都市·農村、地域、所得配分などに存在するアンバランスで不十分などの矛盾の問題がより顕著になっている。これは、日増しに強まる人民の良い暮らしに対するニーズを満たす上で主要な制約的要因となっている。  

 社会の主要な矛盾に変化が生じていることは、大局に係わり、影響が深遠で、党と国家業務に多くの新しい要求を提起した。報告は特に、社会の主要な矛盾の変化は中国の社会主義が位置する歴史的段階に対する判断を変えるものではなく、中国は依然として長期に渡って社会主義の初級段階にあるという基本的国情は変わっていないと指摘した。  

 新しい奮闘目標:「小康社会」の全面的な建設から社会主義現代化強国まで  

 新しい奮闘目標のスパンは「現在から今世紀中頃」で、3つの目標、2つの段階、2つのステップに分けられ、「初期、中期、長期」目標を有機的に結合した。  

 報告の提起の仕方に従い、「3つの目標」は以下の通りである。2020年までに「小康社会」を全面的に建設し、1つ目の百年の奮闘目標を実現する。2035年までに社会主義現代化を基本的に実現する。今世紀中頃までに富強·民主·文明·調和の美しい社会主義現代化強国を実現する。「2つの段階」と「2つのステップ」とは、2020年から今世紀中頃までを2つの奮闘の15年に分けて計画することを指す。  

 注目に値するのは、報告が提出した「2035年までの目標」が、中国の発展の実情を踏まえ、過去に提出した2つ目の百年の奮闘目標、今世紀中頃までに実現する発展水準を、2035年までの実現に前倒ししていることだ。計画は15年短縮された。  

発展の戦略的目標:現代化経済体系の構築  

 発展は党の執政·興国の第一の重要な任務である。第19回党大会報告は、中国経済がすでに高速成長の段階から高品質の発展段階に転換しており、発展モデルの転換、経済構造の最適化、成長の原動力の転換の難関攻略の時期にあるとした。現代化経済体系の構築はこの難関を乗り越える上での差し迫った要求であり、中国発展の戦略的目標でもある。  

 党の建設の新たな全体要求:党の政治建設を最優先  

 新時代に入り、党による新たな偉大なプロジェクト建設は統率と決定的な役割を果たしており、党の指導を揺るぎなく堅持し、改善しなければならない。  

 報告は、中国の特色ある社会主義が新時代に入り、我々の党には新たな気概と新たな行為がなければならないとし、「巡視·巡察を行う上下連動した監督ネットワークの確立」、「国家、省、市、県監察委員会の組織設立」などの新たな措置を報告に組み込み、完全に整い厳密な党と国家の監督システムを提起した。  

 新時代の要求に適した新たな措置:青写真を徹底して描くことを確保  

 報告は政治、経済、文化、社会などの各方面で約百条の新しい措置を提出し、新しい発展の推進、新しい目標の実現にとって重要な推進作用を有している。  

 指摘しておきたいこととして、報告は未来の前進の道において、「五位一体」の全体配置と「4つの全面」の戦略配置を明確に強調すると同時に、新時代の要求に基づき、多くの新たな措置を提出し、青写真を徹底して描くことを確保した。