ネパールを訪問中の汪洋副首相は15日、ビジャヤ・クマール・ガッチャダール副首相兼連邦・地方開発相と会談し、両国の各分野における実務的協力をいっそう推し進めることで一致しました。

汪副首相は、「『一帯一路』の枠組内における実務的協力がより豊かな成果を収められるよう推し進め、二国間貿易を拡大し、投資協力を強め、ネパール側の産業発展水準を高める努力を支持する」と示しました。

具体的な協力内容について汪副首相は、「鉄道、道路、港湾などのインフラ整備を推進し、相互連結（コネクティビティ）を強化する。それとともに、石油・天然ガス、発電、クリーンエネルギーなどの面における協力を拡大し、ネパールのエネルギー供給能力の向上を支援する。また、人的往来と文化交流を強化し、地方自治体の協力を推進することで、ネパールが様々な形を通じて行う観光資源のPR活動を支持する。さらに、国民生活の改善に力を入れ、医療保健協力を強化し、ネパールの都市部飲料水の水質向上をめぐる共同研究を実施する」としました。

ガッチャダール副首相兼連邦・地方開発相は、『一帯一路』の枠組内における実務的協力の拡大や、二国間貿易と投資規模の拡大、相互連結の強化、交通インフラ、エネルギー、災害被害の軽減などの分野における二国間協力の持続的な推進に期待を寄せました。（ZHL、謙）