王毅外相は3日北京で、トルコのチャブシオール外相と共に、中国・トルコ外相協議メカニズム第2回会議を開きました。

王外相はその席上、「この2年間、習近平国家主席がエルドアン大統領と4回もの会合を行った。双方は政府間協力委員会や外相協議メカニズムなどを十分に活用し、両国首脳が形成した共通認識を全面的かつ着実に実行し、両国の戦略的協力関係のさらなる発展に取り組むべきだ」と指摘した上で、「双方は両国間の安全保障面での協力強化や政治的相互信頼の増進に努めるほか、中国政府が提唱した『一帯一路』構想とトルコ政府による『中間回廊』戦略の相互リンクなどを推し進め、経済貿易や観光、教育などの分野での協力関係におけるさらなる成果作りに努めなければならない」と強調しました。王外相はまた、トルコ政府が中国で2018トルコ観光年イベントを展開することに歓迎の意を示しました。

チャブシオール外相は、「トルコ政府は中国政府を極めて重視しており、中国政府との協力強化を優先課題として、引き続き『1つの中国』原則を揺るぎなく支持し、中国側と共に『一帯一路』構築に取り組むことを重視している」とし、双方がハイレベル交流を密にし、安全保障、経済貿易、観光、文化及び教育などの分野における協力と交流を強化し、地域問題における意志疎通と調整を密にしていくことに期待を示しました。（洋、む）