李克強首相は20日、北京で開かれる第9回中米商工会リーダー・元高官対話に出席するアメリカの代表らと会談しました。

アメリカ代表には、コノコフィリップス、ウェスタン・デジタル、クアルコム、フェデックス、マスターカード、シスコ、エクソンモービルなど多国籍企業の責任者のほか、アメリカの元財務長官や元貿易代表、全米商工会議所などの組織の代表もいます。李首相と代表らは、中米関係や重要分野の協力、ビジネス環境などの問題について掘り下げた意見交換を行いました。また李首相は、出席した代表らの質問にも答えました。

席上で李首相は、「引き続き、アメリカを含めた世界各国の企業による中国への投資を歓迎する。特に中国サービス業の急速な発展と製造業のグレードアップという大きなチャンスを掴み、両国の経済貿易のダイナミックかつ均衡ある発展を促し、互恵関係を実現させていく」と述べました。

一方、アメリカ訪中団の代表は、「アメリカと中国の相互理解を深め、意見の違いを克服していく。また、双方向の平等な開放を促して、より多くの雇用と成長のチャンスを創出していきたい」と語りました。（任春生、星）