外務省の陸慷報道官は19日、北京での記者会見で「アメリカ側は時代遅れの対中輸出管理政策を調整し、貿易赤字を解消するためにも有利な条件を作ることを期待する」と述べました。

カーネギー国際平和基金はこのほど、「アメリカの対中国輸出管理政策は中米貿易赤字をもたらす主要な原因の一つであり、アメリカが持つ多くの潜在的な対中国輸出が輸出管理政策によって封鎖されていることがわかる」と発表しました。これに対し、陸報道官は「中米経済貿易関係をより効果的なものにして両国の国民に幸福をもたらすため、共同利益というパイをより大きくさせることに努めるべきである」と述べました。

また、陸報道官は「中国側はアメリカと連携して、中米首脳がフロリダ州の別荘マール・ア・ラーゴで達成した合意に基づき、『相互尊重』と『協力ウィンウィン』を基礎に両国の経済貿易分野での実務協力を切り開いていく。そして、対話によって経済貿易の摩擦を適切に処理し、中米経済貿易関係の健全かつ安定的な発展を維持していきたい」と述べました。