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〈一帯一路〉中国ベラルーシ工業団地 シルクロード経済帯の拠点に

2017年 4月 16日15:05 提供:中国国際放送局

中国・ベラルーシ工業団地は、中国政府が海外で展開する最も大きな工業団地であり、ベラルーシにとっては最大の外資導入プロジェクトにもあたります。習近平国家主席とベラルーシのルカシェンコ大統領は2015年、同工業団地を両国協力の重点プロジェクトとして開発し、この工業団地をシルクロード経済帯の重要な拠点にしていくことで合意しています。

同工業団地は、ベラルーシの首都・ミンスクの東25キロ、ミンスク空港に隣接、また港からも近い等、交通の要衝に位置するほか、敷地面積は91.5平方キロに達するプロジェクトです。

ベラルーシはヨーロッパの中心部に位置し、シルクロード経済ベルトを欧州につなぐ重要なポイントに位置しています。こうした地の利を生かすことで、中国・ベラルーシ工業団地で製造された製品と、シルクロード沿線諸国の製品は、他国との取引を効率的に行うことができるようになります。

現在、同工業団地の一期目にあたる3.5平方キロの区域では、インフラ施設の整備がほぼ整い、水道、電気、ガス、通信などの設備が備えられ、企業の進出に必要な条件が用意されています。工業団地の李海欣総経理の話によりますと、これまで工業団地に加盟した主な産業は、機械製造、電子情報、バイオ医薬、精密化学工業、ニューマテリアルと倉庫物流などに集中しているということです。

また、工業団地のフラジミロビッチ副総経理によりますと、両国の合弁企業の設立に伴い、資金や技術、製品、市場がベラルーシにもたらされ、現地企業のモデル転換とアップグレードが促されているとのことです。また、工業団地では、こうした経済面での発展を進めるのと同時に、自然環境の保護にも力を入れているということです。(Mou、む)