ギリシャ第2の都市テッサロニキで行われる「第82回テッサロニキ国際貿易博覧会」の今年の主賓には中国が選ばれています。博覧会の主催側は11日、中国の「元宵節」を祝う盛大な式典を行いました。

中国駐ギリシャ大使館の鄒肖力大使は、「双方は既に戦略的合意に達した。ピレウス港を地中海ないしはヨーロッパ地域の最も重要な中枢港湾、そして『一帯一路』協力の重要拠点としていく。同港からテッサロニキを経由して中央・東ヨーロッパまで続く鉄道は、陸海のシルクロードを繋ぐことになる。この働きはギリシャとバルカン地域の経済融合と発展に大きなチャンスをもたらし、より多くの中国企業による投資を集め、この地域の発展に貢献するだろう」との見解を示しました。

博覧会の責任者であるアナスタシオス・ツィカス氏は取材を受けた際、「中国を主賓国として招いたのは、両国の経済協力を強化し、未来に向けた二国間関係を促進するためだ。主催側は中国を主賓として扱い、両国政府および関連部門と協力して、一連の経済貿易および文化活動を行っていく。また、双方のエネルギー、通信、技術、物流などの分野での協力を促していく」と語りました。

第82回テッサロニキ国際貿易博覧会は2017年9月9日から9月17日まで開かれる予定です。（怡康、謙）