世界観光機関（UNWTO）のデータによると、2014年の全世界の海外旅行収入は前年より4％増えて1兆2450億ドルに達し、4年連続の記録更新となった。国別では、中国人観光客の消費額がもっとも多く、前年より28％増え、1650億ドルに達したということだ。

　自国の経済成長率の低迷が続いても、中国人観光客が観光消費額を変わらず増やしている原因の1つは、収入が増加するに連れて観光先が国内から海外へと変わりつつあることにある。統計によると、2014年の中国大陸住民の総収入は前年より10％増えて、570億ドルに達し、2013年の世界5位から3位まで上がったことが分かった。海外ではさらに、ブランド品の価格が国内より安いため、大勢の中国人観光客が観光目的地でブランド品などを多く購入することも原因の1つだと見られている。

関連記事

• 米誌が選ぶ人気の観光都市トップ10


• 中国人が爆買いしている時、他の外国人観光客は何してる？ 日本でやりたいことトップ10


• 中国人観光客増加に涌く日本やタイ、観光産業は国慶節連休に期待


• 日本を訪れる中国人観光客に表れた2つの変化とは？


• 中米両国の双方向の観光交流、ますます拡大


• 好調な日本観光、外国人客はすでに前年超えの過去最多 訪日客数で中国・韓国が1・2位―日本観光庁


• 観光客がビーチを占領　絶滅危惧種ヒメウミガメの産卵に影響


• 「素晴らしい中国人観光客」を目指して


• 第1四半期、895万人が海外観光へ


• 上海観光祭２０１５が９月１２日に開幕