第五回 日本人のような良い生活習慣を
2003年 5月 7日9:27 / 提供:
「ベトナムは急性重症呼吸器症候群(SARS)をコントロールすることに成功した。これは日本の習慣を参考にして考えてみると、日本人は日常生活のなかで、常に清潔を保つことを重んじるところに起因しているのではないか・・・」と上海東方ネット中国語版に掲載されたベトナムのSARS関連のニュースを読んでこう感じたという。そして経緯ちゃんは、去年の今ごろ、ある86歳の日本の老人が自宅を訪ねたときの様子を思い出してこう語ってくれた。
「そのおじいさんは小柄で、とても元気。家に入ると、すぐ運動靴を脱ぎ、スリッパを履いてから、手を洗っていました・・・」と経緯ちゃんはゆっくり当時の細かい様子を思い出しながら日本人ひとりひとりの生活習慣とSARS退治を連想しているのだ。
経緯ちゃんはまた、自分自身の日常生活を振り返り、最近、学校の先生と学生たち(同学校の教師と生徒数が1000人以上)のキーワードは「良い生活習慣」であることを披露してくれた。
経緯ちゃんによると、最近では、毎朝、教室に入ったら、まず窓をあけ、風通しをよくすることを27名のクラスメートが自発的に実行するようになり、授業が終わってから、「一緒に手洗いに行きましょう」という言葉が流行。「ゴミをやたらに捨ててはいけない」、「痰を町に吐くな」というマナーを普段守っているが、「今の時期、SARSを防ぐためだけでなく、より健康な生活をするためにも、社会全体の老若男女がみんな日本人の常に清潔を重んじる習慣を学んだほうがいいですね」と大人の口調で呼びかけている。
( 章坤良 写真も )