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第六回 日本の社会秩序
2003年 6月 23日16:20 / 提供:

 日本から戻ってもう一ヶ月経ちました。が、時々日本で遭遇した経験を思い出しています。日本へ行く前、私にとって日本は初めてで、日本はいったいどんな国なのか全然分かりませんでした。だから多少の不安感を抱きながら4月26日、一人で日本へ向けて出発しました。

 飛行機を降りると、まず目に入ったのはスクリーンに書かれた案内文でした。いろいろな色を使ったその標識は、人に安心感を与えるものでした。空港を出て、切符売り場でバスや地下鉄の路線案内図を見ると、これもいろいろな色を使って路線を分けてあり、各駅間の値段や乗り場がわかりやすく表示してありました。日本語には中国語と同じ漢字がよく使われているので、私みたいな日本語の初心者にとってもとても便利です。

 地上に出ると、人は多いけれど、みんな自主的に道路の片側を行き来していて、ぜんぜんごちゃごちゃしていませんでした。バスに乗ったら、日本の道路を管理している交通警察の姿が見られません。というのは、シグナルと道路標識が科学的に設けられたからだそうです。日本人はみんな交通規則を守っていて、秩序が整っているなと感じました。

 上海に戻ってから私は、これからは日本人のように各種の規則を守ろうと決心を固めました。

                                                       (侯芸)