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第二十一回 花と刀:日本の秘密と恥――華人の目から見た日本の文化 (下)
2005年 4月 20日16:10 / 提供:
罪と恥

 米国の人類学者のベネディクトの、1946年に出版された著作《菊と刀》の中で、欧州と比べて、キリスト教を信俸する民族は原罪意識があって、もし彼は誤りを犯せば、有罪を認めて、懺悔する。日本の恥の文化はどんな事をしてもすべて善悪に分けることがない。ただ恥である。悪事をしても、罪を犯しても、発覚しなければ、恥辱を感じないので、彼は過ちを認めることはない。彼は恥を感じさえすれば、自殺、切腹のような激烈な行為を選び、自決する。

 髫子はこれに対して、侵略行為は日本の文化の中で、犯罪だと思われていない。もし侵略される国は日本に賠償を求めるなら、謝罪させ、日本は恥をかくことになる。そして、日本はしっかり忘れない。しかし、戦後、これらの侵略された国家が日本をしっかりつかんでいない、徹底的に罪を認めさせていないので、日本の文化の論理によれば、間違っていないと思われている。日本が過ちを認めないので、世界人民の前で恥と感じることがなくて、そのまま過去を覆い隠すことができると思われている、と述べた。

 髫子は“世界の抗日戦争の史実を守る連合会”の中国でのメンバーだ。10年前に、日本に着いた華僑の指導者の林同春の取材を機縁として、髫子は接触して“花岡事件”に関わるようになった。10年来、髫子はずっと“花岡事件”を追跡取材している。

 髫子は世界の抗日戦争の史実を守る連合会の中国でのメンバーである。10年前に、日本に華僑のリーダーの林同春をインタビューした時、髫子は花岡事件を取り上げて、10年以来、ずっと花岡事件を追跡して、取材している。

「戦争の被害国を弁償することについて、別の国家はどのようにしたか?アジアで日本は韓国に謝罪して、補償金をあげた。1951年日韓が《日韓条約》に署名した時、日本政府は《日韓条約》の中で謝った。東南アジアで、日本はインドネシア、フィリピンにすべて賠償金を支払って、ベトナムも賠償金がもらった。その他にオランダともひそかに合意して、残りの戦争の被害国に謝ることと弁償がすべて《サンフランシスコ条約》で帳消しにされた。中国とソ連は《サンフランシスコ条約》に参加していない。中国とソ連が東方陣営に属するため、《サンフランシスコ条約》から排斥された。《サンフランシスコ条約》の後、日本政府と台湾国民政府は《日台契約》を調印した、蒋介石政府はその時に賠償を放棄した。どうして放棄した?日本が双方をけしかけて、交渉の時‘あなたが賠償を放棄しなければ、私は北京政府を承認して、台湾政府を承認しない’とおどして、蒋介石に服従するように強いた。台湾問題があるからこそ、北京政府は戦争の賠償を放棄した。

「戦後賠償の問題の上で、ドイツはとても徹底的に処理して、戦後に賠償しただけではなく、これの50年ずっと賠償しているのに等しい。その上、被害国に弁償し終わった後、1999年にまた労働者を弁償している。ドイツは弁償しただけでなく、謝罪した。肝心なことはドイツ人が第二次世界戦争の苦難の中から本当に反省して、戦争を厳しく非難するので、ドイツの首相が被害国にひざまずいて、ひっきりなしに被害国に謝罪して、懺悔している。ドイツ、イタリア、日本、この3つのファッショの枢軸国はただ日本は米国に放免された。日本は米国に放免された後、その侵略の犯罪をずっと回避し、隠す態度を構えている。今日もそうである。今年モスクワで反ファシスト戦争が成功した60周年の祝典に小泉さんは出席を拒絶したのではないか?」