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日本の優れた農産品加工機械やラベンダーを導入したい=上海松江モウ港鎮・呉建良鎮長
2009年 2月 17日9:10 / 提供:
日本を含めた各国(地域)との経済交流や提携を語る上海松江区モウ港鎮呉建良鎮長

 上海の歴史の発祥地といわれる松江。上海市の西南、黄浦江の上流に位置する松江区モウ(さんすいに卯)港鎮。全鎮の総面積は58平方キロで、人口が5万人(うち出稼ぎ労働者1万人)である。

 都市型農業は良好な生態環境に恵まれ、“江南水郷、魚と米の里”とも呼ばれており、地下には1万年以上のミネラル水源もあり、農耕の形が最も完璧なところで、多くのビジネスマンを引き付けている。同鎮の呉建良鎮長によると、現在、世界中、人々は安全な農産品に対する関心が高まりつつあり、モウ港鎮はそのニースに応える努力を払ってきたという。

 日本の農業に言及すると、呉鎮長は、これまで8回にわたり日本の近代農業を視察したが、日本の農産品、例えば米の生産技術や加工設備などが優れており、深い印象を受けたと語った。  

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上海松江区モウ港鎮にある野菜基地

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収穫した葡萄

 ただ、日本の農産品加工機械を同鎮に導入すれば、コストが高く、スペアパーツの配置ネットワークの不足が問題とも指摘した。

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お土産にも野菜を

 呉鎮長はまた、同鎮で日本人の好きな桑椹(クワの実)を植え付けているが、今後、日本の薫衣草(ラベンダー)などの植え付けも視野に入れている、と表明した。

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黄浦江の上流に位置する松江区モウ港鎮

 将来を展望すると、呉鎮長は日本を含めた各国(地域)との経済交流や提携をより一層強化し、より広い気持ち、より一層開放的な姿勢と誠実な情熱を持って、より多くの国内外のお客さんに良好な投資環境を作ると述べた。

(章坤良 写真も)

 付録:

 松江区は中華人民共和国上海市にある市轄区。古来より繊維業が発達してきたが、近年は上海市中心部の主要な衛星都市としてニュータウンの造成や軽工業団地が建設され、外資系企業も多く進出している。

 751年(天宝10年)、唐朝により華亭県が設置された。1912年に松江県と改称され江蘇省の管轄とされた。1958年に上海直轄市の管轄となり、1998年に市轄区に昇格し、現在に至る。区内には松江唐經幢や興聖教寺塔(方塔)などの歴史的建造物が残り、これらは重要保護文化財として保護されている。

 

A民